今回は私が読んだ投資本について紹介します。
今回紹介するのはこちらの本です。
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」
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著者は、投資ブログ「エナフンさんの梨の木」を運営されているエナフンさんです。
投資に一番重要な「考え方」を初心者でも分かりやすいようにパターン分けしながら紹介しています。
これまでは、「投資は経済や金融、流行りなどいろんな要素が混ざり合って、何を考慮すれば全く分からない。」と思っていました。
この本には、流れや原理を初心者にわかりやすくパターン分けして解説されており、この本に書いてある通りパターン分けしてみると意外と少なく、必ずどれかに当てはまっているということに気づかされる内容でした。
どのパターンでどのように考え、どのように行動すればいいかも書かれており、個人投資家の初心者としてかなりおすすめです。
これから投資を始めようという方にぜひおすすめの一冊です。
この本のいいところ
強みを知る
他の人にはない、自分の環境の強みを活かした投資をすることを勧めています。
私も普段は会社員として働いていますが、日常の大半を会社員と過ごしているからこその情報が必ずあるはずです。
そういうところに目を向けて投資に活かせれば、だれにも真似できない自分だけのスタイルができあがります。
流れを知る
株はそれぞれどこに影響を受けるかが決まっています。
たとえば業績に連動するのはグロース株であり、業界は決まっていません。
また、バリューエンジニアリングの観点から、業績や株価の動きから将来どのように動くのかを予想することができます。
このように流れを知ることが大事です。
原理を知る
株価の変動は原理があります。
この本では4つでパターンわけしています。
それぞれの「主体」が何か、どの場合にどの原理が当てはまるのかなど、わかりやすく解説しています。
弱みを知る
ビジネスパーソンは時間がないので短期トレードには向いていません。
でもそれを強みに変えて、自分のメンタル向上やスタイルを確立することが可能です。
裏を取る
ある程度企業を絞れてきたら、その企業を深く企業分析する必要があります。
この本では、分析する項目を5パターンにわけ、パターンごとに分析の仕方、その分析によってなにがわかるかなど初心者にわかりやすく解説しています。
コラム:四季報の購読方法
よく四季報を読んだほうがいいというページや本を見かけますが、考え方や重要項目はあれど、具体的にどのような指標で選定すればいいかは書いていないことが多いです。
自分で調べてルールを作ってそれに従って分析してかなければいけないといえばそれまでですが、初心者にはどこから手をつけていいかわからないと思います。
この本のメイントピックではないですが、章の間にあるコラムとしてエナフンさんの四季報の読み方が書いてあります。
その方法がかなり具体的なので、初心者の方にはとても参考になると思います。
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